試験紹介
急速に成長している二次電池市場において、電池の安全性と品質はこれまで以上に重要となっています。
ICRは、「徹底した製品試験・認証を通じて、より安全な製品を市場に提供し、安全な社会の実現に貢献する」という目標のもと、中・大型バッテリー専門の大規模試験所を構築しました。セルからシステム単位までの試験（Cell、Module、Pack、System）をはじめ、国内外の認証試験（KBIA、IEC、ISO、CB、UN など）、バッテリーに求められる性能試験、誤使用試験、環境試験、輸送試験など、あらゆる試験サービスを提供しています。
特に、試験中に爆発や火災が発生するおそれのある誤使用（Abuse）試験を安全に実施するため、複数の防爆試験室を設置し、安全な環境下で安心してバッテリー試験を行える体制を整えました。今後も、利用者の安全とお客様のビジネスの成功のために、最高品質のサービスを提供できるよう努めてまいります。
提供分野
1．性能試験（Performance Testing）：サイクルライフ（Cycle Life）、容量（Capacity）、効率（Efficiency）、エネルギー密度（Energy Density）、高温保管（High temperature storage）
2．誤使用試験（Abuse Testing）：落下（Drop）、衝突（Impact）、圧壊（Crush）、釘刺し（Nail penetration）、浸水（Immersion）、高温短絡（High temperature short-circuit）、外部短絡（External short-circuit）、内部短絡（Internal short-circuit）、強制放電（Forced discharge）、熱異常（Thermal abuse）、過充電（Overvoltage）、過電流（Overcurrent）、過熱（Overheating）、難燃性（Fire resistance）、熱暴走（Thermal runaway）、伝播試験（Propagation test）
3．環境試験（Environmental Testing）および耐久試験（Durability Testing）：熱衝撃（Thermal shock）、振動（Vibration）、複合振動（充放電機器およびチャンバー連動）、塩水噴霧（Salt spray）、IP防水（IP test）、粉塵（Dust）、衝撃（Mechanical shock）、温湿度サイクル（Temperature/Humidity cycling）、電磁波（EMC）、高度環境シミュレーション（Altitude simulation）、高温放置（High temperature storage）、低温放置（Low temperature storage）
対象製品
‐定置型バッテリー（Stationary battery）：エネルギー貯蔵システム（ESS）、無停電電源装置（UPS）など
‐駆動用バッテリー（Traction battery）：電気自動車（EV）、電動二輪車（Eスクーター）、フォークリフト、ゴルフカート、無人搬送車（AGV）、鉄道、船舶など
産業分野
試験規格
‐電気自動車（EV）：IEC 62660-3、ISO 12405-1/2/3、UN ECE R100、UN ECE R136、US FreedomCAR、GB/T 31484、GB/T 31486、KMVSS、KS R 1204、OEM規格 など
‐エネルギー貯蔵システム（ESS）：IEC 62619、IEC 62620、SPS-C KBIA-10104-03-7312 など
‐その他：UN 38.3、政府関連プロジェクトにおける検証試験 など
試験装置
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高度シミュレーション (Altitude Simulation)
圧壊／釘刺し試験（(Crush/Nail Penetration)
熱衝撃試験 (Thermal Shock)
衝撃試験(Impact) / 外部短絡試験(External Short-Circuit)
